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2013年12月22日日曜日

日雇い派遣はそんなに悪いことだったのか?

いわゆる日雇い派遣が2012年10月から一部例外を除いて原則禁止になりました。

そんなに悪いことだったのでしょうか?

確かに、問題はありますが、全面禁止というのは、どうなのでしょうか?
実際、抜け穴だらけだったし、かえって条件が悪くなってしまったし。

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確か、日本テレビでワンクリックバイトの実態を報道したのが最初だったのでは?
最初だったような気がします。

番組では、派遣会社が用意したと思われるタコ部屋で仕事の依頼を待つ一人の男性を追い、その生活実態を追うものだったと記憶しています。

仕事の依頼と受諾が携帯電話のメールでやり取りされることから湾クリック日雇いとかなんだとか言われたような。

そして、それが、次から次へと阿呆なマスゴミに伝染し、それで大騒ぎした、圧力団体をバックにする政治家たちが非正規で働いたことがない官僚や有識者たちが、くだらない規制に走った。

というのが、私の認識です。(かなりゆがんでいますが)

と私のゆがんだ認識が正しいか否かは、おいておいて(笑)今日話したいのは、

「日雇い派遣は、そんなに悪いことだったのか?」です。

日雇い派遣が悪い→低収入、不安定だからローンも組めない、将来が不安。

確かにそうです。日雇い仕事はそうですね。

ですが、これが社会問題化していたころって、日雇い派遣全盛のころは、常駐派遣や、正規労働なんて、ホント少なかったうえに、世の中がリストラ三昧で、なかなか決まらなかった頃なんですね。

私も何十社と正社員、常駐系の派遣の仕事に応募しましたよ、まぁ、私の場合は、能力がないというのもあったので((笑)、面接に行っても駄目、いや、面接にも進めない。
面接にいっても、複数の派遣会社とのコンペになっていたりする、などなど。

無駄な時間を相当、費やしていったわけです。

で、考え方を変えたのです。

すぐ決まる日雇い派遣で、日にちを埋めてしまえと。

そこでとった方法が

手当たりしだい、単発派遣に応募する。

もちろん手当たりしだいですから、複数の派遣会社に登録することになるわけです。

そのときに、担当者に
「単発しかやらない」旨
「複数の派遣会社に登録している」旨
そして、
「一番最初に来たものを受ける」旨
つたえておくのです。

そうして、結構つながせていただきましたね。
40連勤とかやりましたよ。若かったなぁ~今?無理。

その時知り合った人とかのつながりで、今、仕事をもらえているといった感じでしょうか?

要は、その制度の中で、どうするか?を考えればいいと思うのです。

もっとも、制度は絶対ではないので、時に修正は、必要です。

ですが、一律禁止では、ことは足りません。
ニーズと制度を認めたうえで、行き過ぎを止める。
本来そうあるべきじゃないですかねぇ?

しかし、マスゴミは、非日常を好みます。
多くの日常には目を向けません。
悲惨なものはより悲惨に。

要するに、ほしいのは、ニュース性と人の不幸だけで、。。
まぁ、そこにとどめていただければ、そういうもんだですみますが。
たちの悪いことに、一部を全てのごとく報道し、それを嗅ぎ付けた「仕事のない政治家」が、それをネタに動くのが性質が悪いのです。

以前ほどではないですが、ワンクリックワークは、なくなっていません。

むしろより悪くなった形で残っているのです。

無駄で不毛な競争を繰り返しながら。

私は、そんなところには行かないけれど。

2013年12月3日火曜日

日雇い派遣禁止の影響~試験監督を例に~

みなさんは、学校のテスト以外に、試験をうけたことはありますよね?

入試にせよ、資格試験にせよ。

その資格試験の試験監督のほとんどが、主催団体の職員ではなく、派遣社員やアルバイトだという事だという事をご存知ですか?

国家試験の類も例外ではありません。

場合によっては、その会社にまるまる運営を委託するというところもあるでしょう。

主催団体は、問題の作成と採点、合否判定をするだけというのが通例です。

もっとも、これは間違った方法ではありません。
ちゃんと、受験生の答案を管理すれば、何の問題もないやり方です。

今や、試験の運営は、イベントの運営と変わらないのです。

試験は、そうそう、多く行われません。

TOEICや漢字検定のように年に何回もといったところで、毎日あるわけではないのです。

そんなたまにしかない試験のために無駄に人を抱えるわけにはいきません。

とすると、試験当日は、正職員の応援を借りることになる。
タダですら高い日当で休日出勤手当を出すことになる。コストがかかってしまいます。
正職員とはいえ、おそらく他の部署からの応援ですから、派遣に依頼しても、品質が変わるわけではありません。

では、直接雇用のアルバイト、または、パートにしたらどうでしょう?

(1)アルバイト、パートといえども、直接雇用にすると募集、給与、福利厚生などの事務処理が発生し、コストがかかってしまいます。

(2)これを派遣にすると、これ等の手間が省けるというメリットがあるわけです。

コストを下げたい主催団体側
仕事がほしい派遣会社側
結果的に受験料を下げてほしいと思っている受験生側
誰も困っていなかったはずなのです。
これは、法を作った厚生労働省も同じだったはずなのです。

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さて、原則禁止となったからと言って、こうした試験における単発労働者のニーズがなくなったわけではありません。
ニーズがなくなっていなければ、どうなるか?

形態が変わって運営されるようになりました。

<今まで>
主催団体⇒(業務委託)一次請けの運営会社⇒二次請けの派遣会社⇒派遣社員または、アルバイト

<原則禁止以降>
主催団体⇒一次請けの運営会社⇒(請負契約)⇒派遣会社⇒(業務請負)⇒監督員
または、
派遣会社⇒(アルバイト)⇒監督員

大体こんな感じです。

これにより報酬は、どうなったでしょう?

下がりました。
思いっきり。

とある派遣会社からもらっていた今の会社、時給1600円
がバイトに切り替わり 時給900円+交通費
になってしまったのです。

で、仕事の内容は、というと、同じなのです。

そもそも、労働者のための制度改正のはずだったのになぁ~と。
単なる賃下げじゃない?

賃下げだと、経済界が喜ぶ話かもしれませんが、経済界は、日雇い派遣禁止に反対でした。今回の見直しも、経済界の要請です。

う~ん、何がしたかったのでしょうねぇ~
賃下げ以外にも、大体同じ面子で仕事ができ、品質も安定していたわけです。働く側に不満があれば、リピーターにならないでしょ?
そんな現場も、この制度は、壊してしまったのです。

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なんでこんなことに?なったのでしょうね?

法制度を変える、法による規制をかけるときには、「どういうニーズや理由があってそういう現象が出てきたのか」ここに注意して規制をかけなければ、無駄な規制がかかるだけで、余計な事務処理が増えるだけになってしまいます。

日雇い派遣は、日雇いの仕事が必要だというニーズがある限り、これを規制したところで、日雇い仕事がなくなるものではありません。要するに、規制することは、出来ないのです。

もし日雇い派遣による貧困救済を政策として行うつもりがあるのなら(まぁ、政治家たちがそんなことを考えているとは、過去においても、現代においても、無いと思いますが)、最低日当制度を創設すべきだったのではないかと思いますけどね。そんな発想はないんでしょうかねぇ~

日雇い派遣禁止は、働く人にしわ寄せが行く規制でした。

こんな規制、誰が決めたのでしょう?

民主党や社民党とかが主体的に動いていたとしたら、連合をはじめとする正規社員の労働組合が後押ししていたというのなら、そのセンスを疑います。

これも、「非正規で仕事をしたことがない人間たちが、非正規労働の問題を議論している」から、こんなセンスのない規制を考えてしまうのでしょうか?

「個人の働き方、働く態様」を規制するというやり方で労働者が幸せになるとは、到底思えないのですが、皆さんは、どう思われますか?

2013年11月28日木曜日

日雇い派遣 原則禁止の愚

昨年10月から、派遣労働法が改正になり、日雇い派遣が原則禁止になりました。
くわしくは、こちら
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/01-1.html

 
原則、という以上、例外があるわけです。

<図2> 禁止の例外にあたる場合

さて、この原則禁止が見直されるようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131010-00000002-wordleaf-bus_all

朝日新聞にも、批判的な記事が載っていました。2013年11月22日朝刊生活面
(下のリンクは、有料記事) 
http://www.asahi.com/articles/TKY201311210502.html

ところで、この日雇い派遣原則禁止、いったい何がやりたかったのでしょう?
この規定の経緯は、
http://www.e-sanro.net/sri/YonBiz/cont_pdf/a01_2008_11_20.pdf

ワーキングプアの原因が日雇い派遣だと

http://video.weblio.jp/content/%E6%97%A5%E9%9B%87%E3%81%84%E6%B4%BE%E9%81%A3

この一連の報道などで、社会問題化したワーキングプア問題は、日雇い派遣が悪いという風潮になってしまいました。まるで、その当時、急成長したグッドウィル、フルキャスト、を叩くかのごとく。

この日雇い派遣禁止を推し進めたのがどんな人たちだったのかは、わかりませんが、彼らは、日雇い派遣を禁止すれば、「常用派遣または、正規労働者が増える」と本気で思っていたのでしょうか?

それとも、五月蠅い人たち(特に、労働組合をバックにする政党や、貧困層や労働者、弱者の味方のような動きをするひとたち)を黙らせるために、結果はどうあれ、日雇い派遣を禁止にしたのか?

いずれにしても、結果は、規制する前からわかりきっていました。

常用派遣も、正規労働も、増えるわけがない。

のちに、具体例を挙げますが、日雇い派遣は、日雇いで雇う必要があるから、存在したわけです。

前にも言いましたが、非正規労働者の報酬は、仕事の対価です。
そして、正規労働者の報酬は、その労働者を雇い主が拘束するための経費です。
(ブラック会社の場合は、仕事の対価のまとめ払いで、しかも割引的なものですが、詳しくは、こちらの記事を)

ようするに、両者は、存在する意味合いが違うのです。
ですから、非正規労働に対する規制をかければ、正規労働者が増えるという関係にありません。
そもそも、意味合いが違うもの同士に、相関関係があるわけがありません。

そして、日雇い、言い換えれば、単発の仕事は、あらゆるところで発生しているわけで、その働き手のニーズというのが、すぐになくなるとは到底思えません。

ですから、非正規労働のあり方にかけられた規制は、非正規労働というカテゴリーの中で影響を及ぼしてくるにすぎません。

より具体的にいうと、日雇い派遣が禁止されれば、登録型アルバイトであったり、業務請負という形に変わるだけです。

じゃあ、契約の形が変わっただけなら、働き手には、何ら影響なかったんじゃないか?と思う方がいるかもしれませんが、実はそうではなかったのです。

次回、私が喰らった実例を挙げてみたいと思います。