2013年12月17日火曜日

非正規労働者のみなさん!連合に騙されてはいけません!

12月15日放送のBS-TBSの番組は、労働組合の特集でした。

そのなかで、連合が非正規労働に対しても対策を立て始め、相談窓口を開設したという内容のVが流れました。

こちらのことです↓

連合に「非正規労働センター」
http://www.jtuc-rengo.or.jp/roudou/koyou/hiseikiroudou/


この中で、このセンターの担当者は、まともなことをおっしゃっていました。

「同じ、働く仲間という意識が正規側に乏しいため、結局個人で入れる労組に行ってしまう」

そうでしょうね、直接雇用のパート、アルバイトならまだしも、派遣労働者は、正規労働者中心の連合系労組には、まず入らないでしょう。

それに同じ働く仲間としての意識、雰囲気が出来上がるのは、相当先の話だと思います。
そのころは、既に、正規労働者というものがなくなっていたりして((笑)

元々、連合は、非正規労働者を快く思っていませんでした。いや、敵視していました。

その昔、当時の山岸会長は、こう明言されていました。
「非正規労働者の存在は、労働組合活動の足を引っ張る」と。

まぁ、わからないでもありません。

労働力の外部発注により、価格競争にもちこまれ、人件費を下げる要因となる非正規労働者は、「人件費を上げろ」という組合活動とは相反する存在ですからね。

ですが、これも、私が何度も言っている、報酬の趣旨から考えると、正しい認識とは言えません。
⇒報酬の趣旨についての記事は、こちらを参照。

非正規に振った仕事は、そもそも、定常状態になった仕事です。

正規労働者は、定常状態になり、ノウハウの流出の恐れのなくなった仕事を非正規に振ることによって、別のコアな業務ができる。または、新たなノウハウであったり、非正規のフォロに入るなりの新たな業務に行くわけです。

すなわち、正規と非正規では、役割ももらう報酬の趣旨も違うのですから、同列に扱うべき話ではないわけです。

よって「足を引っ張る」などという認識は、正しくないということになるはずです。

>>無視できなくなった非正規労働者の存在

さて、最初は、非正規労働者を敵視していたともいえる連合ですが、時代の流れからか、その存在を認めざるを得なくなりました。

その流れを決定的にしたのは、鴨桃代さん、の会長選挙での躍進ぶりでしょう。
こちらのりんく を見ていただければ、鴨桃代さんのことと、非正規労働者の組合のことがわかります。

今年の参議院選挙比例区にも立候補されていました。まぁ、社民党からじゃ、勝ち目はないとおもいますが。

加えて、連合の総組合員数の減少傾向、資料はこちら 
この点の指摘は、番組でもされていましたね。

加入者、組織率が下がれば、組合としての活動に支障が出る。

そうなんです。

それって、発言力が下がるってことですか?
  …まぁ、それもそうなんですが、そう思った方は、心がきれいな人です。

本心はそうではない。そこではない。

お、か、ね です。
お、か、ね。

組合員が減るという事は、組合費収入が減るという事です。

事務経費とは形いばかりで、一部の幹部の報酬、要するに、シノギですよ、シノギ。

そこで目を付けたのが、非正規労働者。

非正規労働者であれ、猫であれ、金さえ払ってくれればいいわけですよ。労働貴族の皆さんにとっては。はい。どうせ、労働組合は、労働者のためにあるのではないのですから。

それに、正規労働者から、そっぽを向かれ始めていたところで、弱者といわれる非正規労働者に手を差し伸べるふりをすれば、連合のイメージアップにもつながると。

労働者のために活動しているんだという事をアピールしたいですしねぇ~(本当は、そんなこと微塵も考えていないんだけどね)

でも、お金を採る以上、非正規労働者にもメリットがなければなりませんよねぇ~そこで、考えのが、冒頭に出てきたセンターというわけですよ。

>>そもそも、非正規労働者と正規労働者が一緒になって権利を守る戦いをすることができるのでしょうか?

直接雇用のパートアルバイトならまだしも、直接雇用ではない、派遣労働者、業務委託労働者といった人たちは、どうなんだろう?

直接雇用組が、条件闘争に勝利したとしても、それ以外の人たちは、給料の出所が違うのですから、反映されないのではないでしょうか?

派遣先企業と、派遣会社の間では、契約関係しかありません。

派遣会社が契約を切られてしまえば、それでおしまいです。

ですから、条件闘争で勝利したところで、そして、その時に、非正規雇用の給料も上げろと要求し、それが通ったとしても、別の派遣会社に切り替えられてしまえば、何の意味もなしません。

「別にあなたじゃなくてもいい」は、「この派遣会社でなくてもいい」なのです。


非正規労働者中に、いや、正規の方でもいいのですが、労働組合に何か期待しすぎていませんか?

労働組合が何とかしてくれる、労働組合が助けてくれるなどと、思っていたら、痛い目に合いますよ。

労働組合は、労働者のためにある団体ではないのだから。

つづく

非正規よりも、ってねぇ?

2013年12月15日放送のBS-TBS「週刊BS-TBS報道部」

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生井 俊重氏(経済評論家)
「非正規より働いている、正規社員もいますからね」
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この経済評論家、大変失礼ながら、ただの世間知らずの隠居ですな。

これだから、マスゴミは、困る。

いいですか、もう一度言いますよ。
報酬の意味合いを

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正規労働者の報酬⇒その組織に拘束しておくためにかかる経費。
非正規労働者の報酬⇒仕事の対価
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報酬の意味合いの違いについて書いた記事は、こちら

報酬の意味合いが違う⇒雇用契約が違う⇒期待される仕事内容や役割が違う

すなわち、

両者を比べること自体、間違っているのです。

だから、

非正規と正規どっちが良く働いているかなんて、比べること自体、ナンセンス極まりないのです。

問題は、そんなことではないのです。

つづく。

2013年12月16日月曜日

「同一労働、同一賃金」なんて絶対無理だ!

皆さん、こんにちは。

ちょっと地方案件に行っていました。

突然ですが、我が家には、テレビはありません。地デジ化の時にやめてしまいましたので。

ですから、テレビが普段、どんな報道をしているのかわかりません。
テレビを見るのは、もっぱら、出張先のホテルくらいです。

でも、見たいと思うものってないもんですね。
と思いながら、先日12月15日の夜、BS-TBSで、こんな番組がやっていました。

「週刊BS-TBS報道部」 

出演されていたのは、連合の古賀 伸明会長
労働組合について、あれこれ特集を組んで放送していました。

その中でこんな感じのやり取りがありました。

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杉尾 秀哉キャスター
「同一労働、同一賃金が基本だと思うんですが、連合は、そういうことを言ってこなかったんじゃないですか?」
古賀会長
「そのとおりです。」
生井 俊重氏(経済評論家)
「非正規より働いている、正規社員もいますからね」
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杉尾キャスターこんなに浅い人だったのかと、私は、がっかりしました。
生井とかいう経済評論家に至っては、残念ながら、論外。

なぜ、私が失望したのか?(もともと、マスゴミには何も期待はしていないんだけど…(笑)

「同一労働」なんてありえない

杉尾キャスターに限らず、「同一労働、同一賃金」という理想をスローガンとして掲げている人がときどきいます。

ですが、そもそも、「同一労働」なんて、ありえないと、私は思うのです。

皆さんの日々のお仕事で、その内容が全く同じだったという事がありますか?

もし、あるとお答えの方がいたら、その方は仕事を舐めきっている人だと思います。

ありえません、どんな仕事であっても。

接客であれば、相手する人が違うはずです。同じ人であっても、その人の様子が全く同じという事はないはずです。
事務仕事でも、似ている書類があったとしても、全く同一ではないはずです。
製造でも、やっていることは日々同じでも、量や、機械の調子、シフトその他もろもろの条件が変わっているはずです。
研究職でも同じでしょう。

ルーチンワークでも、暇な時もあれば、忙しいときもあるでしょう?

任されている仕事の方法が同じでもそれを取り巻く環境や、内容、その仕事によって生じる事象が全く同一だという事はあり得ないはずです。

一人の人が携わる日々の仕事でさえ、同一といえる仕事が存在するとは言い難いのに、ましてや、他人と比べて同一の労働なんて、ありえないとおもいませんか?

もっと詳しく見てみましょうか?

たとえば、製造現場

何の製造でもかまわないが、製造現場は、一人の要員によって物が作られるわけではありません。まぁどんな仕事も一人で成り立つことはないのですが。(これがまったくわかっていない、派遣労働者に何度か遭遇するから、信じられないのだが、この話は、またの機会に)。

で、その製造要員によって、品質が変わってしまったら、商品にはなりません。

だから、製造現場では、製造の方法や手順が、人によって変わることなく、細かく作業手順が決められているわけです。加えて事故防止のために、安全マニュアルもあるわけです。
すなわち、作業の平準化は、製造現場では必須の事柄です。

「人による品質の違い」を生じさせないために。

もっとわかりやすい例を挙げれば、ファストフード店で出されるメニューがお店ごと、店員ごとによって味が違うとか、量が違うとかありませんよね?それと同じです。

だからといって、同一労働っていえますか?

たとえば、工場で手順が画一化されて、機械による自動化が確立されている現場だとしても、毎日、毎時間まったく同じ労働となるとは考えられない。

品質と手順が同じでも、仕事の内容が同じにはならないはずですよね?さっきの話と重複しますが。

同じ手順で物が作られるとしても、製造量、出荷時間など毎日違うはずですし、機械は、人の手が加わらないと常に一定の条件で稼動するとは限らない。メンテナンスの条件は、気象条件であったり、経年劣化であったり、ほかいろいろあるものだ、筆者も大いに経験していますが…

それでも、同一労働だと、いいきれますか?

品質、作業手順などの画一化と、同一労働は違うと思うのです。

仕事の内容もさることながら、役割も違っていると思いますよ、どんな場所でも。
自分に対応できない内容のことが起こったとき、わかる人や責任者に振ったり、振られたりしませんか?

これも、同一労働なのでしょうか?

正規であれ、非正規であれ、管理職であれ、部下であれ、同じ職場にいる人間は、同じ仕事をしているのではなく、同じ現場で、同じ時間を共有しているだけなのです。

「同一労働、同一賃金」 適用できますか?

「あの人と同じ仕事をしているのに…」って言えますか?

>>百歩譲ったとして

同一労働というものがあったと仮定しましょう。

その場合、同一賃金が妥当だとおもいますか?

私は、そうは思いません。

たとえば、ある案件で、複数の派遣会社から労働者が派遣されたとします(大量に人を雇うときは、リスク回避のために、そういうことをすることが多々あります。)。
その場合、派遣会社Aの派遣社員と、派遣会社Bの派遣社員で給料が違うという事は、珍しいことではありません。
それは、両方の会社の待遇が同一ではないからです。

これは、変なことですか?
まぁ、変と言えば変でしょうけれども、それを言ったら、同じ業種だったら、会社の業績にかかわらず賃金同一ということになるんじゃないですか?

同じ商品でも、店によって値段が違うという事ありませんか?同一労働、同一賃金の理論からすると、労働力も商品と同じですから、どんな商品も、どこの店で買っても同じ値段という理屈にならなければおかしくないですか?

皆さんは、家の修理とかで、工事を頼むとかありませんか?
会社によって値段違いますよね?それだって、その人の手元に入るかどうかわかりませんが、会社も労働に対する対価を得ていると考えれば、それもおかしな話になりませんか?

わが国は、共産主義社会ではありません。

同じ仕事であっても価格競争というのは生じますよね?

>>千歩譲って

同じ現場で、同じ種類の仕事をして、同じ時間を拘束されているのであれば、同一労働とみなそうと考えたとします。(これも仮定)

その場合、一緒であるべきですか?

プロ野球の選手の年棒、どうですか?
逆転サヨナラ打のヒットと、勝負が決まっているところで打ったヒットは、同じ労働ですか?

歌番組の歌手のギャラは、どうですか?

まだ、やりますか?



そう、「同一労働、同一賃金」なんていうスローガンは、確かに、聞こえはいいのですが、定義づけができない以上、実現不可能な話だと、私は思うのです。

問題は、もっと別のところにある。
私は、そう思っていますが、いかがでしょう?

この番組に関しての話は、まだ続きます。

2013年12月14日土曜日

なんで、労組の同意が必要なんだ?

おはようございます。

時間がないので、さくさくと。。。

3年ルールがいよいよ、撤廃されるようです。

気になるのが、労組の同意が必要だとかというところ。

労組は、その構成員の多くが、正規労働者でしょ?(アルバイトも加入できるところもあるけどね)要するに、派遣先に直接雇用された人間が加入している団体でしょ?

なのに、どうして、外部発注により職場に来た人間の話について、同意云々というはなしになるのだろう?

何度も言っていますが、正規労働者と非正規労働者は、その趣旨が違うのですから、同じ次元で議論しても仕方がないのです。

まったく無関係だとは言いませんよ。

ただ、非正規労働の労働条件については、正規労働者や直接雇用者の労組ではなく、非正規労働者の労組でしょ?かかわるべきは。

ちょっと違うような気がするのですが。
出張案件が終わったら、もう一度調べてみようと思います。

2013年12月12日木曜日

別にあなたじゃなくていい(その2:勘違い非正規を産み出している正規労働者)

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非正規労働者の報酬は、仕事の対価である。
正規労働者の報酬は、その人間を、その会社、団体、役所ほかに、所属させる経費、言い換えれば、集団に拘束するための経費である。
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この前提に立ち返ると、いろんな答えが出るような気がします。

ここから、仕事のあり方、取り組み方、責任の所在とかが変わってきます。

私が、非正規を規制すれば、正規雇用が増えるという図式が成り立たない と言っているのは、この趣旨が違うからということからなのです。

さて、
別にあなたじゃなくていい ということの第二弾

ですが、

もう一度おさらい、
非正規労働者の報酬は、仕事の対価であるから、相手が要求する範囲の仕事さえしてもらえれば、誰でもいいという事になります。

ですから、非正規労働者は、まず、相手が要求することを行わなければなりません。

やたらと、自分の業務とは言えないことに対する改善やら、自分の主張を職場に求めたりする非正規労働者がいますが、それは間違いです。

なぜならば、その非正規労働者は、いずれ組織からいなくなる人間だからです。

組織からいなくなる人間に、組織の在り方とか、ノウハウにかかわることを任せる経営者がいると思いますか?

さて、勘違いをしている非正規がいるのは、その人本人の考え方にもあるのですが、実は、非正規を使っている側に問題があることが少なくありません。

前回も少し話しましたが、非正規労働者を、奴隷だと、正規労働者、使っている側は偉いんだぞ!的なふるまいをする輩が少なくないのです。

こうした輩の困った考え方が、勘違い非正規を産み出していると言ってもよいかもしれません。

会社が、非正規を使う理由は、ずばり、人件費節減です。

そして、それは、人に紐づく価値、すなわち、会社の情報、ノウハウ流出がない状態で行いたいわけです。

とすると、非正規労働者に任せる部分は、そうした懸念がないところという事になりますよね。

新たな価値を生み出す仕事であったり、新たなプロジェクトを立ち上げるとか、会社の利益を上げるとかいうことを非正規に任せるわけがありません。

いわゆる定常状態になった部分を非正規に任せ、正規労働者は、これからを作り出す、いわゆる、コア業務を行うというのが王道です。

これ等の業務は、現在または、明らかに見える形で利益が出る業務ではありませんから、仕事の対価というのを算出するのが難しいので、人に基づいて報酬を得ている正規労働者がやるべき仕事なのです。

となると、正規労働者は、非正規労働者に任せる部分をちゃんと作り上げなければならない。

にもかかわらず、これができていない現場が多いのです。

では、どうすべきなのか

(1)定常状態をきちんと作り上げる(誰がやっても品質一定の手順の確定)
(2)わからないこと、不明確なことをジャッジする人をちゃんと決めておく(これは正規労働者の仕事)
(3)イレギュラー対応のフロー、線引きを確定する(預けっぱなしにしない、これも正規労働者の仕事)
(4)案件の大方針及び、趣旨をちゃんと確定する、そして、その方針は、やたらと動かさない(これも正規労働者の仕事)

これで全てまかなえるというわけではありません。ざっくり、いま思いつくままに載せてみました。

要するに、
非正規労働者に、イレギュラーや責任を負わせるような、また、方針を作り上げるようなことをさせてはいけない と思うのです。

ところが、これができていないのですよ、何度も言うけれど。
便利な人件費抑制ツールと思っている人が、どれだけ多いことか!

これは、正規側、非正規側にとっても不幸な結果を招きます。

非正規側には、無用な責任や、厄介ごとを押し付けられ、不当に詐取される。
正規側には、勘違い非正規を発生させ、めちゃくちゃにされる。ノウハウが流出する。ノウハウが会社に残らない。使える非正規が定着しない。

他にもありますけどね。

正規労働者においては、人に紐づいている経費ですから、貴方でなければならないのです。貴方であるという事は、どういうことか?それは、責任を取るべき人なのです。

逆に、

別にあなたじゃなくていい、非正規は、非正規側から見ても、別に、この職場じゃなくてもいいという事なのです。

貴方の周りに、非正規に丸投げしてみたり、非正規に責任を負わせたがる正規労働者はいませんか?

都合の悪いことを押し付けるという正規労働者はいませんか?。
まさに、奴隷扱いする人、いませんか?

それでは、また。

2013年12月5日木曜日

別にあなたじゃなくていい

某案件で一緒になった派遣の人たち。

言われたことをやらず言われていないこと をやたらとやりたがったんだよね。

こういうことは、良く見かける光景です。

確かに、前向きに仕事をするというのは、大事かもしれませんが…

「それが、何の利益をもたらすのですか?」
ここがわかっていない。

一般に非正規労働者(一般にといったのは、クリエーターなどの方たちもいるので一緒に論じられないという意味です)は、その派遣先のスタッフではありません。

自分たちの職場環境を良くするために、働きかけることは時として必要ですが、それ以外のことをやる必要はありません。

どうしてか?

これは、前にも話しました、非正規社員の報酬の意味合いに絡んできます。
会社は、「仕事の対価」として非正規社員の報酬を払っている。

つ、ま、り

期待している「仕事」さえしてくれれば、誰でもいいわけです。

そう、極論を言えば、「仕事」さえしてくれれば、犬でも猫でも猿でもいいのです。
ただ、犬、猫、猿は、仕事をしてくれません。
ですから、人間やロボットに仕事をさせる、そういう位置づけなのです。

ですから、与えられた「仕事」をきっちりこなすこと。
これが、労働力を買ったお客様である、派遣先のニーズであり、それにこたえるのが派遣社員などの非正規労働者であり、その対価が給料なのです。

な、の、で

別にあなたじゃなくていい」 わけです。

それが、わかっていないのが多いんだよね。実際。

ですが、労働者側だけに問題があるわけではないんですよね、中には、その線引きがわからず、いわゆる安易な丸投げをする会社や、正規労働者がいるのも確かです。

非正規労働者=奴隷 と思っている会社も山ほどあるのが現状です。

そして、奴隷的扱いで、苦しんでいる、非正規労働者が沢山いるのも事実です。

奴隷ではなく、仕事の対価として給料をもらっている労働者というのが正しいのに…

そうなってくると、また、そもそも、会社を信用していない派遣労働者は、自分の身を守るために暴走するわけです(笑)。

このネタは、ちょっとネタが多く、根が深いので、少しずつ綴っていこうと思います。

2013年12月3日火曜日

日雇い派遣禁止の影響~試験監督を例に~

みなさんは、学校のテスト以外に、試験をうけたことはありますよね?

入試にせよ、資格試験にせよ。

その資格試験の試験監督のほとんどが、主催団体の職員ではなく、派遣社員やアルバイトだという事だという事をご存知ですか?

国家試験の類も例外ではありません。

場合によっては、その会社にまるまる運営を委託するというところもあるでしょう。

主催団体は、問題の作成と採点、合否判定をするだけというのが通例です。

もっとも、これは間違った方法ではありません。
ちゃんと、受験生の答案を管理すれば、何の問題もないやり方です。

今や、試験の運営は、イベントの運営と変わらないのです。

試験は、そうそう、多く行われません。

TOEICや漢字検定のように年に何回もといったところで、毎日あるわけではないのです。

そんなたまにしかない試験のために無駄に人を抱えるわけにはいきません。

とすると、試験当日は、正職員の応援を借りることになる。
タダですら高い日当で休日出勤手当を出すことになる。コストがかかってしまいます。
正職員とはいえ、おそらく他の部署からの応援ですから、派遣に依頼しても、品質が変わるわけではありません。

では、直接雇用のアルバイト、または、パートにしたらどうでしょう?

(1)アルバイト、パートといえども、直接雇用にすると募集、給与、福利厚生などの事務処理が発生し、コストがかかってしまいます。

(2)これを派遣にすると、これ等の手間が省けるというメリットがあるわけです。

コストを下げたい主催団体側
仕事がほしい派遣会社側
結果的に受験料を下げてほしいと思っている受験生側
誰も困っていなかったはずなのです。
これは、法を作った厚生労働省も同じだったはずなのです。

*****************

さて、原則禁止となったからと言って、こうした試験における単発労働者のニーズがなくなったわけではありません。
ニーズがなくなっていなければ、どうなるか?

形態が変わって運営されるようになりました。

<今まで>
主催団体⇒(業務委託)一次請けの運営会社⇒二次請けの派遣会社⇒派遣社員または、アルバイト

<原則禁止以降>
主催団体⇒一次請けの運営会社⇒(請負契約)⇒派遣会社⇒(業務請負)⇒監督員
または、
派遣会社⇒(アルバイト)⇒監督員

大体こんな感じです。

これにより報酬は、どうなったでしょう?

下がりました。
思いっきり。

とある派遣会社からもらっていた今の会社、時給1600円
がバイトに切り替わり 時給900円+交通費
になってしまったのです。

で、仕事の内容は、というと、同じなのです。

そもそも、労働者のための制度改正のはずだったのになぁ~と。
単なる賃下げじゃない?

賃下げだと、経済界が喜ぶ話かもしれませんが、経済界は、日雇い派遣禁止に反対でした。今回の見直しも、経済界の要請です。

う~ん、何がしたかったのでしょうねぇ~
賃下げ以外にも、大体同じ面子で仕事ができ、品質も安定していたわけです。働く側に不満があれば、リピーターにならないでしょ?
そんな現場も、この制度は、壊してしまったのです。

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なんでこんなことに?なったのでしょうね?

法制度を変える、法による規制をかけるときには、「どういうニーズや理由があってそういう現象が出てきたのか」ここに注意して規制をかけなければ、無駄な規制がかかるだけで、余計な事務処理が増えるだけになってしまいます。

日雇い派遣は、日雇いの仕事が必要だというニーズがある限り、これを規制したところで、日雇い仕事がなくなるものではありません。要するに、規制することは、出来ないのです。

もし日雇い派遣による貧困救済を政策として行うつもりがあるのなら(まぁ、政治家たちがそんなことを考えているとは、過去においても、現代においても、無いと思いますが)、最低日当制度を創設すべきだったのではないかと思いますけどね。そんな発想はないんでしょうかねぇ~

日雇い派遣禁止は、働く人にしわ寄せが行く規制でした。

こんな規制、誰が決めたのでしょう?

民主党や社民党とかが主体的に動いていたとしたら、連合をはじめとする正規社員の労働組合が後押ししていたというのなら、そのセンスを疑います。

これも、「非正規で仕事をしたことがない人間たちが、非正規労働の問題を議論している」から、こんなセンスのない規制を考えてしまうのでしょうか?

「個人の働き方、働く態様」を規制するというやり方で労働者が幸せになるとは、到底思えないのですが、皆さんは、どう思われますか?