2014年8月17日日曜日

パワハラの相談(その後)

前の記事(こちら)で触れた彼から、連絡が入りました。

T社の営業の上司がJ社に申し入れをし、J社は、謝罪と再発防止を約束する方向にまとまりそうだとのことでした。

やるじゃんT社

見直したよ、少し。

「自分のところの作業員を守ることができない会社」のために、がんばる作業員などいるわけがない。よかったのではないでしょうか?

それにしても、J社の担当者は、馬鹿なことをしたと思います。

彼は、当分の間、外注案件や客先に出してもらえないと思われます。
組織を背景にしている以上、すべての人は、○○さん、ではなく、○○社のひととして見られています。

要するに、J社担当者は、○○さんとして認められているのではなく、J社という会社が認められているに過ぎません。

だから、J社としては、J社の信用を損ないかねない人間を担当にするわけがないと思います
この論理は、我々非正規労働者も同じ。

幸いにして、彼は、若いらしい、よい教訓になったのではないだろうか?

ぬるま湯につかり続け、いい年して、やってよいことと、いけないことの区別がついていないひとが多いのだから。

もっとも、何が問題だったのか、それに気がつかないと教訓にならないのですが…

2014年8月10日日曜日

パワハラの相談

先日、仕事仲間から電話がありました。
「相談に乗ってほしい」と。

何の相談だろうと思ったら、どうやら、パワハラを受けたとのことなのです。


>ことの概要


仕事仲間の彼は、とあるシステム会社J○○(以下J社)の案件に出向していたようで、その担当者から継続的に、「お前」呼ばわりされ、「馬鹿じゃないか」とか「年いくつだ」「こういう仕事していて恥ずかしくないのか」などと人格攻撃を受け続けていたそうです。

で、あまりにも度がすぎると言うことで、彼は、直接の雇用関係のある会社T社の営業担当者に事情をメールしたらしいのです。

しかし、営業担当からは、なんの返答もなく、状況が改善される様子がない。埒が明かないと判断した彼は、その問題の担当者の所属するJ社の管理者に、直接メールで申し入れをしたらしい。

ということで、状況が明るみになり、J社は、「どうなっているんだ」とT社の営業と、その担当者などに問い合わせをしたとのこと。

まぁ、それは、よくある話。

私も、過去にいろいろ経験して、似たようなことは、何度も(笑)

で、J社からの回答は、「パワハラに当たる事実はない」
まぁ、証拠がないからね。そう回答するわね。

断っておきますが、相談をしてきた彼は、指示された仕事はきちんと確実にこなす人で、決して、馬鹿呼ばわりされるような人ではないし、私のように、喧嘩っ早い人ではありません。
その彼が、このような行動に出たのだから、相当ひどい扱いを受けたに違いないと推測されます。


で、納得のいかなかった彼は、ことの仔細を労働監督署に相談したところ、労働基準監督署から指導を入れることもできるとの回答を得たそうです。

ところが、J社、T社では、彼が商流を飛ばして、直接J社にそのような申し立てをしたことを問題としていたらしく、どうしたものかと、私のところに相談に来たのです。

私の見解は、後に述べるとして、ちょっとパワハラについて、話をしてみたいと思います。

>パワハラとは何か?

そもそも、パワハラとは何でしょう。

Wikkipewdiaによると、「パワーハラスメントとは、職権などのパワーを背景にして、本来業務の適正な範囲を超えて、継続的に人格や尊厳を侵害する言動を行い、就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与える」行為だそうです。

簡単に言うと、「立場を利用して、仕事と関係ない人格攻撃をすること」だということですね。


>上司の叱責とは違う

たまに、上司やクライアントの厳しい叱責をパワハラだと履き違える人がいます。私も経験ありますが。

これは、「上命下服」の意味がわかっていない人にありがちです。
これについては、いずれ詳しく話をするつもりですが、「上命下服」ルールは、誰が責任を取るかに関わってきます。

すなわち、その業務における責任を取るのが上司だから、または、その会社だから、上司は、その責任を全うするために、部下に命令をする。
だから、命令に部下は従わなければならないのです。

ですから、責任を取らないで、部下に押し付けて逃げるだけの人間には、指示命令を下す資格はありません。この辺の話は、これくらいにします、今回は。

で、この業務上の責任において、場合によっては、厳しい言葉がかけられることもあるでしょう。言い換えれば、業務上の責任と、業務遂行において必要な場合です。

これは、パワハラではありません。


>分水嶺は「業務に関係するか、業務に必要か否か」

今回の彼は、とてもよく仕事をしてくれ、素直に業務のできる人なのです。

決して、馬鹿だの何だのと職場で言われるような人ではありません。

私の推測ですが、その担当者は、比較的若い人だということなので、「思い上がって、いい気になっていた」と見ています。

上司は偉い、発注先は偉い、正規社員は偉い(そんなことは決してないのですが)と勘違いしていたのでしょう。たまにいます、こういう馬鹿者が。馬鹿は、J○○の君だよ。

人格攻撃が、業務遂行に資するとは、到底創造できるものではなかった以上、パワハラに相当するでしょう。


>なぜ、パワハラは許されないのか?

ところで、パワハラは、なぜ許されないのでしょうか?

どんな人にも人権があるから?
社会的に許されないから?

人権屋さんは、そういうかもしれませんが、私は、違うと思っています。

「利益に全くつながらないから許されない」 と言うのが正解はないかと思います。

>パワハラは、時間の無駄であって、全く利益を生まない

パワハラは、仕事の現場で行われます。

プライベートな時間でされたら、ただのストーカー、暴力行為ですからね。

仕事って何でしょう?

まぁ、人によっていろんな捕らえ方があると思いますが、利益追求行為だと私は思っています。

ここでいう、利益は、必ずしも金銭とは限りません。
ただ、得られる対価がなければ仕事をしているとはいえないのではないかとおもいます。

前にも言いましたが、正規労働者の給料(報酬)は、組織による身柄拘束料にすぎないので、必ずしも、仕事の対価ではありません。

ですが、会社や役所、などの組織は、その人間をただ拘束するだけのために給料を払っているわけではないはずです。
そう、仕事をしてもらわなければ困るはずです、常識的に言って。(まぁ、ここがわかっていない正規労働者が多くて困るのですが)

ましてや、外部発注の非正規労働者を使っている現場において、仕事もしないで、パワハラいや、いじめなんて、とんでもない話なのです。

>仕事の現場では、人間性も、人格も関係ない

継続的な人間関係の中で、たとえば、仕事に対する取り組み方、姿勢に問題がある場合、考え方、人生観を変えろと人格に踏み込む場合があると思います。

それは、今後も継続的に仕事を一緒に進めていくに当たって、支障が出かねないからです。

私も、かつて、ある会社にいたときに入ってきた中年男性に対し、「あなたのやっていることは、仕事ではなく、嫌がらせだ」と言ったことがあります。

「社員」として動くにあたって、あまりにも考え方がおかしいと思ったからです。その方は、結局1ヶ月も経たないうちに追放されてしまいましたが。(この話は、またいずれ)

では、継続的な人間関係が存在しない、または、存在し得ない場合、そう、今回のような、外部発注の作業員と仕事をする場合はどうでしょう?

この場合は、人間としてどうのなど、関係ありません。ただ、仕事をこなせばいいのです。
もし伝わらないのであれば、伝わるようにしなければなりません。

それが駄目なら、作業員を差し替える。
それだけの話なのです。

考えてみてください、今まで、赤の他人だった人の、何年も生きてきたその人の人格や人生を、その場の一言で変わると思いますか?

その言葉を発する時点で、時間の無駄、すなわち、利益を生まない行為なのです。

そんなことよりも、そこにいる人を受け入れて、どうしたら、いい仕事ができるか考えるなり、工夫するなりするほうがはるかに有益な行為だとは、思いませんか?


>さて、相談の答えをそろそろ。

泣き寝入りせずに、アクションしたのは、私は正解だと思います。パワハラ行為は、仕事ではないですから。
ですが、労働基準監督署による指導はしてもらう必要はない、いや、しないほうがいいと、答えました。

別に、こういう問題のある案件で、これ以上、無理する必要はないのだと。
私たちは、決して高い報酬をもらっているわけではないけれど、乞食でも奴隷でもないからね。

案件は、無いように見えて、実は、ほかにもあるのです。
あとは、静観でいいと思います。

ところで、T社J社が、商流を飛ばしたことを問題にしているようですが、これは、間抜けのきわみだとおもいます。

TJ両社が話をして、双方の当事者をはずせばそれで済む話だからです。

人間同士ですから、相性の問題は、避けて通れません。
相性が合わないのであれば、それは、仕方ありません。

短い期間での付き合いでしかない非正規労働者とクライアント担当者の間で相性が悪いのであれば、はずしたほうがすべての当事者のためでもあると、私は思います。(この当たりの話もいずれ)

「いや、それでは、何の解決にもならない」と思いますか?

これ以上、あれこれやって、なにか利益が生まれますか?
無駄にいろんな人の時間を使うだけじゃないですか?

労働環境の改善なんて、寝ぼけたことを言うのは、暇な人権屋だけで十分なのです。

どうせ、ろくな業界じゃないんだから(笑)


この手の話は、つきませんが、また機会があったら。

2014年2月11日火曜日

残念な設定作業員

私は、パソコンの入れ替え屋です。

まぁそれだけではないのですが、主にやっているのは、そんな事かな。

偉そうなこと言っていますが、大した仕事していません。

職場のパソコンがリースアップを迎えるときに、新しいパソコンに入れ替えると。

すごく簡単に言ってしまえばそんな感じ。

ただ、たんに入れ替えると言っても色々です。

データ移行をするして引き渡すときもあれば、一台一台カスタマイズして引き渡すときもあれば、何にもしないで、ただ入れ替えて動作確認してお客様に引き渡してしまうときもあれば。

ようするに、お客様の環境や要望、また、作業に入るにあたっての要件や条件(報酬額ですね)によって、いろいろです。

また、作業するために使うツールや、作業場のルールなども様々です。

ですが、どんなときでも考えなければならないのは、

「パソコン入れ替えに伴う、お客様の仕事の停滞を最小限に食い止める」という事だと思っています。

本当は、入れ替えがなされたら、同じ条件で、同じように使えるのが一番いいのですが、なかなか、そうはいきません。
お客様の個別環境は、外部の業者の人間には、なかなかわからないからです。(わかったら分かったでまた問題です)。
ですから、個別設定をお客様の手でやっていただかなければなりませんし。OSやアプリケーションの仕様も変われば、使い方も変わりますので、戸惑いも出てくると思います。

まぁ、それは、仕方がないし、入れ替え後は、数年、それを使うのですから、最初の数日は、我慢していただくしかないでしょう((笑)

さて、そのような、入れ替え作業、展開作業というのですが(事前に設定がある程度終わったものを現地で設置、設定する作業、各地にばらまくので展開するというのです)、その作業の現場に来る作業員に時々「残念な方」が見受けられます。

たとえば、設定作業が全くできない人。

どういうことか?

やっていることは、さほど難しいことではないのです。

案内するときに、「未経験者も、手順書があるから、経験がなくても大丈夫ですよ」という案内をするくらいだから。

でも、出来ない人がいる。

1:手順書が読めない人

 そもそも、手順書が読めない人がいます。

要するに、何が書かれているか理解できないので、手順書通りの作業ができないのです。

先日いらっしゃった人に、手順書の総論部分(全体の作業の流れ)を一生懸命読み込んで、そのページだけで、とんちんかんな作業された方がいました。(作業部分は、まだ先なんですけど…)

 
2:パソコンを全くいじったことがない人

 
パソコンを全くいじったことがないというのは、言い過ぎかもしれませんが、それに近い動きしかできない人がいます。

クリックとは、ダブルクリックのことかとか、コントロールパネルはどこにあるのかとか、パスワードをいくら入力しても「*」しか表示されないとか…

こういう人には、Windowsの基本操作から教えてあげなければならないのですが、そうなると、もう仕事になりませんし、手順書の作業にたどり着くことができません。

案内するときの、未経験でもというのは、法人作業未経験でもという意味なのです。

というより、法人案件での経験って、あまり関係ないのです。なぜなら、各会社、役所ごとに設定の内容が違うからです。だから、手順書が必要になってくるわけですが…

3:覚えない人、覚えられない人、覚えようという意思がない人

この3番目のパターンが、案外困ります。

仕事という意識がないのです。

展開作業においては、一台当たりの設定単価×台数を基準に見積もりを出すのが通例です。

そのおおもとの見積もりをもとに、二次請け、三次請け…そして現場の設定作業員とながれていくのですから、想定された台数をこなしてもらわないと、仕事をしたことにならないわけです。本当は


ですが、たとえば、展開作業で、台数ごとに報酬単価を決めた場合、作業員の作業は、数をこなそうとするあまり雑になるうえ、作業員同士の協力関係は期待できなくなってしまいます。
それに、報酬の計算も大変です。

ですから、時間単価、または、日当ベースで報酬が決められているのわけですよ。

3のパターンの人間は、そこがわかっていない。

だから、とにかく覚えないし、作業がものすごく遅い。

早ければいいというわけでもありませんが、作業が遅いというのは、仕事したことにならないばかりか、その間、お客様はパソコンを使えないわけで、お客様にも迷惑がかかるわけです。

この手の人間は、サラリーマンドロップアウト組の中高年特に50代以上の男性に物凄く多い様に思われます。「時間が来たら、お金がもらえる」そんな感覚が、染みついているのでしょうか?


人間は、歳をとると、覚えが悪くなってきます。若い人間のようにテキパキ動けないでしょう。目も見えなくなってきます(私も見えなくなってきました)。

ですから、ある程度は、仕方ないのかなと、私も思うのですが、それを差し引いても「ものすごく」遅いのです。

こうした人間が来てしまったときは、仕方ないので、設定作業から外れてもらい、周辺業務をしてもらうしかありません。

周辺業務、すなわち、パソコンを箱から出してもらったり、古いパソコンを回収して、保管場所に運搬してもらったり、ゴミを出してもらったりといった作業です。

こうした業務も実は大事な業務です。

というのは、お客様の中には、付属品をリース品ではなく、私物をつかわれている人もいますし、付箋などを付けている人もいます。こうしたものは、回収してはいけません。また、データのバックアップ忘れが発生したときに備えて、古いパソコンがすぐ見つかるようにしておくことも大事です。

備品の数の管理も大事です。盗難、紛失は、情報が入っているものですから、絶対に怒ってはいけないことなのです。

つまらない作業かもしれませんが、実は、そうしたことも意識しておかなければならないわけです。

ですが、こういう業務を頼んでも、ちゃんとやらない輩が多い。

まぁ、慣れていないと言えば、そうかもしれませんが、何度作業をお願いしても同じなんですね。

こういうことは、覚える覚えないの話ではないと思うのです。

うーん、なんなんでしょう?

なめてるんですかねぇ~展開作業を、いや、仕事を

人間ですし、失敗はありますよ。私など、失敗だらけです。

でも、失敗しないことが大事なのではなく、失敗したことをどう次に生かすかが大事だと私は思うのです。

それをやらない限り、「次」はないと思うし、仕事を任せてもらえないと思うんですよね。

覚えない、とか、やればいいとか、時間が来たらお金がもらえる的な態度で仕事に臨む人に次があるとは、思えないし、二度と会いたくないと思うので、それはそれでいいのですが、彼らの活躍のお蔭で、さらなる報酬額引き下げという形で、跳ね返ってくるのだけは、勘弁願いたいものです。


2013年12月28日土曜日

秋葉原の事件


もう何年になるんでしょう?、秋葉原の連続殺傷事件

容疑者が、非正規労働者だったこと、事件前、派遣先企業でトラブルを起こしていたという事から、非正規問題と一緒に扱った人がいたこと、一緒に扱おうとしていた報道があったことを覚えていますか

その最たるものが、フリーター全般労働組合の労働貴族、労働ヤクザ。

さすがに、その時の会見動画は、もうYouTubeに上がっていないと思いますが、皆さんは、どう思いましたか?

私は、確かに、引き金になったかもしれません。
ですが、基本的には、容疑者当人の問題だと思います。

ですから、この事件を非正規労働問題と結びつけて考えるのは、ナンセンスと考えていました。

世の中、通り魔だらけになってしまいますからね。
まぁ、みんな苛立っているのはわかりますけど。

ですが、当時、そう考えない非正規労働者も、かなりいたのです。
今もそう思っているんでしょうかね?

事件当時、mixiの非正規労働者コミュで、
「みんなで秋葉原に集まって、献花して、非正規労働者の待遇改善を訴えよう」という呼びかけをした人がいました。

それに呼応する馬鹿者たち(おっと、失礼)に、反論した人たちがいたのだが、叩かれまくってしまいました。叩かれた人たちの中に、私も含まれているのですが…。

彼らの主張を要約すると

「非正規労働者は、低収入で生活が苦しい、だから、今回の事件もそれが背景にあり、容疑者には、同情する。だから、こういう事件を起こさせないためにも、強く自分たちの境遇を訴える必要がある」

中心になって、反論した人の主張
「非正規だろうと何だろうと、通り魔が正当化されるわけがない」

私の主張
「そんなことをしても何の意味もない、むしろ、逆効果だ。
私たち非正規労働者は、通り魔予備軍、犯罪者予備軍ですと言って歩くようなもの。そんな奴に高い報酬を払う会社がどこにある?自分たちで自分たちの首を絞めるような行動は、やめてほしい」

これに対して、
「非正規社員が起こす犯罪は増えているの!訴えるのは当然」と言ってきた奴がいました。

まぁ、これ以上馬鹿と議論をしても無駄なので(おっと失礼)、主だって反論していた方とほぼ同時に私もそのコミュは離れました。たかだか、mixiですし、次元が低すぎるので(笑)。

***************

ところで、最後の発言「非正規労働者が引き起こす犯罪は増えている」のくだり。

本当にそういえるのでしょうか?

「増えているかどうか」は、印象で言うのではなく、ちゃんと数字で示さなければなりません。

感覚的に、または、報道の数で仕入れた情報だけで「増えている、いない」を判断してはいけないと思うのです。

まず、増えている、いないをちゃんと判断するには、以下のことをしっかり意識しておかなければなりません。

1:いつ と比べて増えているのか?
2:何を持って増えていると判断するのか?

まず「1」、いつと比べて増えているというのかですが、昨日なのか?一年前なのか?10年前なのか?江戸時代なのか?

たとえば、この例の場合、
昨日に比べて、非正規労働者の犯罪が増えているといったところで、だから?という事になるでしょう?

一年前、10年前なら?
その一年の間、10年の間に何があったのか?という事になると思います。
その、大きな出来事の前後での違いとなると情報として、意味を持つと思います。

とはいえ、江戸時代と比べて、となると、意味を持ちません。
江戸時代には、そもそも非正規労働者などいなかったわけですし、そもそも、社会構造が違うわけですから…当たり前だという事になるのは、自明ですよね。

次に「2」
何をもって、増えているとジャッジするのか?です。
ただ単純に、非正規労働者の犯罪件数が増えているから、増えていると判断するのは早計です。

率で考えなければ、意味がありません。

どういうことか?

まず、検討すべき数字というのは、思いつくままに出しただけで、これだけ上がります。

 
 0:人口
 1:犯罪全体の件数(数)
 2:犯罪発生率、1÷0 の推移(率)
 3:労働者総人口
 
 4:非正規労働者総人口
 5:労働者人口に占められる非正規労働者人口の割合 4÷3(率)
 
 6:非正規労働者が起こす犯罪の件数
 
 
 7:犯罪者に占める非正規労働者の割合 6÷1 
   8:非正規労働者の犯罪発生率 6÷5

何が言いたいか、賢明な方は、お分かりですね。

6の数だけ見れば、非正規労働者の犯罪件数が増えていると言えるかもしれません。

また、7を見ても、増えていると言えるでしょう。

ですが、

実は、8で見ていかないと、意味がない。

犯罪が、人間の集団の中で一定の割合起こってしまうと仮定すると、分母が増えれば、分子も増えてしまうのは当たり前の事象です。

ですから、実数で追って、判断し、考察しては、いけないと思うのです。

この場合だと、

8の数字と、正規労働者の犯罪発生率、主婦の犯罪発生率、無職の犯罪発生率、年金受給者の犯罪発生率、などと比べていく必要があります。そして、推移。

さらに、収入との相関関係も分析する必要があるでしょう。

では、「非正規労働者の犯罪が増えているというのは、本当なのか?それは、非正規労働が原因と言い切れるのか?」について、犯罪白書、労働白書、その他もろもろのデータから、分析算出してみようか?と思ったのですが…。

これがかなり大変な作業であることがわかりました。

ですから、しません((笑)。

それを出したところで、私がやろうとしている、現場サイドでの労働環境を少しでも良くするという事には、あまりつながらないからです。

というか、本当は、めんどくさいのです((笑)

このあたりの話は、高齢者の万引きが増えているという話題についてですが、情報の分析について、良くできていると思うので、リンク貼っておきます。
http://finalrich.com/sos/sos-economy-crime-rank-generation.html

そろそろ、もっと具体的な現場事例の話がしたいです。

それでは。





2013年12月27日金曜日

ブラック企業の定義

ブラック企業アナリストの新田龍さんという方がいるらしい。
こちらの方
http://biz-spice.jp/public/detail/1029/1212/

ブログは、こちら
http://ameblo.jp/nitta-ryo/theme3-10029446770.html#main

なるほどね。

この方の定義によると、ブラック企業とは、
「経営陣に遵法意識がなく、それによって社員、顧客、取引先などステークホルダーが報われない会社」
だそうです。

「ブラック企業」という言葉だけが独り歩きしているような感があるので、きちんとした定義づけは必要だと思います。

ただ、遵法意識がないのは経営陣だけではありませんし、ブラック企業化する社風は、経営陣だけでは生まれないと思うのです。

それにしても、ブラック企業アナリスト という肩書があるんですね。
そちらの方が驚きだったりして((笑)

2013年12月22日日曜日

日雇い派遣はそんなに悪いことだったのか?

いわゆる日雇い派遣が2012年10月から一部例外を除いて原則禁止になりました。

そんなに悪いことだったのでしょうか?

確かに、問題はありますが、全面禁止というのは、どうなのでしょうか?
実際、抜け穴だらけだったし、かえって条件が悪くなってしまったし。

**********************************************************************....

確か、日本テレビでワンクリックバイトの実態を報道したのが最初だったのでは?
最初だったような気がします。

番組では、派遣会社が用意したと思われるタコ部屋で仕事の依頼を待つ一人の男性を追い、その生活実態を追うものだったと記憶しています。

仕事の依頼と受諾が携帯電話のメールでやり取りされることから湾クリック日雇いとかなんだとか言われたような。

そして、それが、次から次へと阿呆なマスゴミに伝染し、それで大騒ぎした、圧力団体をバックにする政治家たちが非正規で働いたことがない官僚や有識者たちが、くだらない規制に走った。

というのが、私の認識です。(かなりゆがんでいますが)

と私のゆがんだ認識が正しいか否かは、おいておいて(笑)今日話したいのは、

「日雇い派遣は、そんなに悪いことだったのか?」です。

日雇い派遣が悪い→低収入、不安定だからローンも組めない、将来が不安。

確かにそうです。日雇い仕事はそうですね。

ですが、これが社会問題化していたころって、日雇い派遣全盛のころは、常駐派遣や、正規労働なんて、ホント少なかったうえに、世の中がリストラ三昧で、なかなか決まらなかった頃なんですね。

私も何十社と正社員、常駐系の派遣の仕事に応募しましたよ、まぁ、私の場合は、能力がないというのもあったので((笑)、面接に行っても駄目、いや、面接にも進めない。
面接にいっても、複数の派遣会社とのコンペになっていたりする、などなど。

無駄な時間を相当、費やしていったわけです。

で、考え方を変えたのです。

すぐ決まる日雇い派遣で、日にちを埋めてしまえと。

そこでとった方法が

手当たりしだい、単発派遣に応募する。

もちろん手当たりしだいですから、複数の派遣会社に登録することになるわけです。

そのときに、担当者に
「単発しかやらない」旨
「複数の派遣会社に登録している」旨
そして、
「一番最初に来たものを受ける」旨
つたえておくのです。

そうして、結構つながせていただきましたね。
40連勤とかやりましたよ。若かったなぁ~今?無理。

その時知り合った人とかのつながりで、今、仕事をもらえているといった感じでしょうか?

要は、その制度の中で、どうするか?を考えればいいと思うのです。

もっとも、制度は絶対ではないので、時に修正は、必要です。

ですが、一律禁止では、ことは足りません。
ニーズと制度を認めたうえで、行き過ぎを止める。
本来そうあるべきじゃないですかねぇ?

しかし、マスゴミは、非日常を好みます。
多くの日常には目を向けません。
悲惨なものはより悲惨に。

要するに、ほしいのは、ニュース性と人の不幸だけで、。。
まぁ、そこにとどめていただければ、そういうもんだですみますが。
たちの悪いことに、一部を全てのごとく報道し、それを嗅ぎ付けた「仕事のない政治家」が、それをネタに動くのが性質が悪いのです。

以前ほどではないですが、ワンクリックワークは、なくなっていません。

むしろより悪くなった形で残っているのです。

無駄で不毛な競争を繰り返しながら。

私は、そんなところには行かないけれど。

2013年12月20日金曜日

労働組合は役割を失っているのか?

例のBS-TBSの番組で、テーマの一つに挙げられていました。

こういうことを言っている時点でどうなんよって感じだと思いませんか?

時代とともに、環境は変わります。

にもかかわらず、旧態依然たるやり方で、毎度おなじみ春闘祭り。

これでは、離れていくに決まっています。

「役割は何か?」などと、マスゴミのテーマにされているようでは、いけません。

もともと、労働組合ってどういうものだったのでしょう?

労働者の労働環境を良くすることじゃなかったのでしょうか?

やるべきことはたくさんあるんじゃないでしょうかねぇ~

なのに、どうして、「役割は何か?」なんて話が出てしまうのか?

それは、バブルな時に、そう、あまり組合が切迫していないときに、あぐらをかき、いわゆる労働貴族が年金暮らし的な運営をしたことによる「つけ」が、今さら的に、来ていると私は考えています。

バブル期に、経営側は、「不況時のために」と給料UPを渋りました。

これに対し、組合もある程度妥協してしまった。

経営側の主張をうのみにしたのと同時に、さほど切迫していなかったから、自己の出世のために労働組合を利用した。労働貴族の年金暮らし環境の構築に終始した。

ところが、その後、不況で、リストラがなされたのは、周知の通り。

その後の不況に対する対策を経営側が用意していた反面、労働側は、ほとんど用意していなかったのです。

>>労組は役割を失っていない。

さて、散々労働組合を貶している私ですが、労働組合が不要だとは決して思っておりません。

まだまだ、役割を失ってはいないと思います。

もし労働組合がなかったら?

労働条件悪化の歯止めがきかなくなってしまいます。

ブラック企業と呼ばれるところのほとんどが、企業内労組がないところです。

労組がないところでは、いわゆる36協定が締結されないんじゃないですかねぇ?。

※36協定(さぶろくきょうてい) 労働基準法36条に基づく労使間で交わされる協定のこと。協定を締結したら、労働基準監督署に提出することになっているため、不合理な時間外労働などの第三者チェックが可能になるという役割がある。詳しくは、こちら


たとえ、御用組合と化している労働組合だとしても、やるべき役割はあるのです。

ですが、それだけでは、労組は魅力を持たないでしょう。

きっと、旧態依然たる春闘、メッセージ性を持たない発想、取組みでは、魅力は発揮できません。

時代とともに、新しい発想に立つべき、変わっていくべきなのです。

そのためには、もう一度、ちゃんと理念をはっきり自覚しなければなりません。

そう、労働組合は、労働環境を改善させるためにあるのだという事を。

労働環境の改善は、何も給料Upだけではないはずです。

一つ、提言します(然るべき人に届くといいんだけどなぁr~)

これ以上、人件費が出せないというのなら、時短を迫れ!

定期昇給やベアに応じられないというのは、人件費が出せないという事ですよね?でも、現状の人件費なら出せているんですよね?ならば、労働時間を短縮させるという条件闘争なら実現可能じゃないですか?

もし、時短が実現したら…
 
 
 操業時間が短くなる⇒光熱費が下がる。⇒経費節減につながるうえに、エコ
 平日に役所に行ける、子供を迎えに行ける。
 フレックスタイムの幅が広がり、オフピーク通勤がさらに進む、ラッシュ時の混雑緩和につながる

さらに、多くの会社の就業規定に盛り込まれている、兼業禁止規定を撤廃させれば、バイトもできる。

サービス業は、人手不足です。ちゃんとした堅気の日本人サラリーマンなら、大歓迎のはずです。

人種差別するつもりはないけれど、中国、韓国人ならともかく、箸を使わないところの国の人間が作る讃岐うどんとか回転ずしなんて、俺は嫌だよ。

空いた時間で、趣味や自己啓発や、スキルアップの時間に当てることだってできますよ。
それは、間接的に社会の役に立ち、また、企業の役にも立つかもしれない。

そういうことのバックアップを労働組合がしていってもよいんじゃないかい?

弱い立場の労働者を集めて、集団となって、騒ぎ立てて条件を勝ち取る、という考え方から、その弱い一人一人を強くする「強い労働者へ」

これは、20年前、堅気のサラリーマンだったころ言ったんだけど…浮いてしまったね。

なぜか?

そう、組合ではなく、負け犬根性の労働者たちの心根は、そう簡単に意識改革できるものではなかったのです。

「お前は、大学出だからそんなことが言えるんだ。おれたちは、かわいそうなんだ」だって。

労働環境に関する諸問題、確かに、悪い会社、悪い経営者、悪い制度、悪い貴族、悪い組合もありますが、それだけではないのでしょう。

働いている側にも問題がある事が、実は、多いようです。

ようやく、このブログで話そうと思っていることに近づいてきそうです。

つづく